xBox フィッシング詐欺問題 ソニーに続き、アノニマスの仕業か

スペイン警察当局は、「プレイステーション」 のシステムに不正侵入した
疑いで、先日逮捕した男3人について、個人情報の流出に関わったという
証拠は得られなかったことを明らかにし、3人の男を証拠不十分で保釈し
たという。


国際的なハッカー集団は、ソニーへのハッキングについては一貫して否定
し続けている。
ソニーは無能 ” といった捨てセリフを吐いているが、これはソニーへの
今後の名誉のために言った発言とも受け取れる。
もちろん真意は定かではないが。。。
スペイン政府は引き続き、複数国政府のサイトをハッカー攻撃した疑いな
どについて、これからも捜査を続けるとしている。


今回スペイン政府が逮捕したのは、同国に住むハッカー集団。
他の国は含まれていない。
ハッカー集団は別にアノニマスでなくても、世界中にゴロゴロいる。
だから一国だけに限定しても意味はないのだ。
そういったことから考えれば、なぜ他の国ではいまだに逮捕・取り調べの
報道が全くないのか?
ソニー側は米国のFBIに捜査を依頼した。
その後は一部逮捕状が出たという情報も出たが、全く日本のお茶の間に
は伝わってこない。


とにかくソニーのプレステにおける個人情報流出問題が発覚した後、筆者
はすぐに疑ってかかった。
これはユーザーしかわからないことであるが、実際のところ本当に流出し
たのだろうか・・・? という素朴な点。
以前のブログで投稿した通りである。
今でもJCB、VISA、マスターカードのウェブサイトを確認しているのだが、
これまでのところ、被害情報は確認されていない。


しかもハッカー集団のアノニマスは、目的の通り、日頃からハッカー行為
をしているわけだ。
にもかかわらず、仮にやっていながら 「やってない」 という否定発言をす
るだろうか?
常識的に考えると、きちんと “ やった ” ということを認めることによって、
自分たちの名誉・名声・腕の見せどころにもつながるのだ。
わざわざウソをつく理由なんてどこにもないハズ。
普通の感覚で考えてもおかしい。


4月下旬、ソニーの問題が出た後、マイクロソフトxBoxにもフィッシング
詐欺が横行し始めたという報道が、某オンライン新聞で掲載された。
しかし同じ記事の掲載で、こちらは個人情報の流出はなかったという。
なぜ両者とも疑惑だけで、これほどまで報道の仕方が違うのだろうか?
おそらく裏側で何らかの動きがあったにちがいない。
やはりここでもトヨタのブレーキ問題同様、米国側から陰謀策が仕掛けら
れた可能性も否定できないのだ。


現在世界のゲーム市場は、任天堂Wiiソニーのプレステ、MSのxBox
の三つ巴で激しくシェア争いをしている。
2010年の市場調査であるが、内訳は
Wiiが約49%、プレステが約31%、xBoxが約20%である。
つまり日本勢で世界中のゲームシェア、80%を占めているのだ。
当然このことについて、米国側としては面白いハズがない。
今回のソニーいじめについても、出る杭は打つ という当局側の策略が働
いたと考えるのが自然だろう。


実際の被害は出ることがなくても、風評被害からくるシェアの低下を狙っ
たものと思われる。
トヨタだって結果的に問題がなかった一方で、やはり消費者の不安心理
は一時的に払拭できなかった。
トヨタに対する陰謀策で、最も売り上げを伸ばしたのがGMやフォードだ
ったのだ。
米国経済が衰退し、破綻していく過程で、これからもますますこういった
政治的な策略が横行していくものと思われる。
残念だが、そういう方向に進んでいく。



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