原子力発電 事故の情報を米国(アメリカ)側に渡してはならない。

14日夜のNHK 「クローズアップ現代」 で、原発事故における日米協議の
舞台裏を放送していた。
内容といえば、原発事故後の日本の対応が遅いとか、米国側への協力姿
勢について、日本側が消極的だったということを伝えていたのだ。
その上で日本に対する不満が膨らみ、同盟関係後の最大の危機となった・・・
というものだ。


震災後、米国が救援隊を送ってきてくれたことは感謝しなければならない。
しかし原発情報の開示・提供というのは、また別問題だ。
なぜ国策でやってきた情報まで差し出さなければならないのか。
これについては “ 余計なお世話 ” だと言いたい。
しかも米国は避難区域についても、まるで他国であることを忘れているかの
ように、勝手な判断で 「半径100Km」 を要請したという。


なぜ米国はこういった根拠のない判断基準を他国に押しつけるのか?
あくまで結果論であるが、原発周辺に住んでいた人については、これまで
のところ、被曝したという情報は全く入っていない。
これは日本政府が素早く退避勧告を出したからだ。
先日のブログに書いた通りだ。
その後も従業員やアルバイトとして働いた人以外の被曝情報はない。


米国が原発事故について情報を求めた理由は、ひとえに日本の原始力技
術を盗み、監視していきたいからだ。
同盟国とはいっても、決して家族ではない。
他人(国)であることは変わりない。
なぜ他国の情報を図々しく、自分たちに開示しろと要求してくるのか?
まさに傲慢な姿勢一点張りである。


米国はかつて日本に原子力爆弾を投下した国だ。
それにもかかわらず、軽率にも日本に対し原子力情報を求めてくる。
余計なお世話というか、ふてぶてしいにも程がある。
自国で起こったスリーマイル島の事故後、原発に真剣に取り組んできたの
は自分たちでなく、日本だ。


とにかくこういった米側の一方的な要求を拒んだことについては、菅内閣
しては間違っていなかったといえる。
筆者も少しばかり安心した。
これは仮定の話だが、もし今の日本が自民党政権だったら、米側の要求
通り、情報を差し出していた可能性も否定できない。
考えるだけでも恐ろしいことである。
にしても、マスコミはNHKも含め、日本をやたら非難するだけだ。
だから視聴者は一方的に洗脳されまくっている。


日本は常任理事5ヶ国を含めても、世界で3番目の原発大国である。
英国や中国、ロシアよりも規模が大きい。
しかも原発技術は世界一ときている。
よくよく考えると、日本は間接的に核を保有しているか、いつでも核を作れ
る技術は持ち合わせているといえよう。
世界に対し平和利用という目的で謳っているので、イランとかパキスタン
北朝鮮のように白い目で見られることはない。
ある意味で特別扱いされているのだ。


長年培ってきた原発技術を他国に開示することは論外である。
ずっと以前に投稿したが、日本は戦後、軍事力を行使しないということを
示してきたが、国のトップ機密で、一般国民に知らされることなく、密かに
他国からの攻撃に対抗できる軍事技術を作り出しているかもしれない。
それが三菱といった財閥や、東電といった電力会社、そしてガス会社であ
る可能性が高いのだ。
世界に冠たる環境技術を生みだした会社や、もしかしたら自動車会社も含
まれているかもしれない。
少なくともベテランの国会議員だったら皆知っている。
戦後60数年間、日本が何もしてこなかったなんてとても考えられない。
軍事だけでなく宇宙開発においても、密かに力を入れてきたと思われる。


実はIAEA(国際原子力機関)が、日頃から最も注視している国は、
上記のような核疑惑国ではなく、日本とドイツということらしい。

現在この機関のトップには日本人が就任している。
おそらく日本政府からの極秘命令で、余計なことはしゃべるな といった、
何らかの緘口令が敷かれていると思われる。
だから最近になって主に欧米側から、不審任を突き付けられているのだ。
いずれにしても日本はこれまで通り、他国に対しては毅然とした対応を取
り続けてもらいたいと願う。



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