スペイン 住宅ローン契約数が半減。プロサッカーも運営難

スペイン国家統計局によると、2011年6月の住宅ローン契約数は、
前年同月比42.4%減少して3万2680件だったという。
これで1年以上連続の下落。
また調査開始以来最も低い数値になったという。
同国の不動産バブル後遺症は深刻だ。


またスペインのサッカーリーグである リーガ・エスパニョーラ
運営も困難を極めており、全20チームが今季のリーグ戦、第一試合
ストライキを決行。
選手200人分の給料が未払いだという。
何とか先週の第二試合は徹夜の末、ようやく組合と協議がまとまり、
ストが回避された模様だ。
スペインリーグのストは、過去72年間のプロリーグで初めてという。


とにかくスペインの産業で徐々に伸びてきているのは、観光産業。
今年1月〜7月までにスペインを訪れた外国人は、3200万人超。
昨年同時期よりも7.4%上昇したようだ。
また7月だけの単月でも過去最高レベルに達してきている。


同国の住宅価格は金融危機以来、22%超も下落している。
ECBは今月7日、スペインとイタリア国債の購入を表明し、遅滞なく
実施されたが、危機はどんどん深まるばかりだ。
また国債償還についても2013年夏まで、四半期ベース間で少なく
とも150億ユーロ以上の償還が繰り返されるのだ。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者