ブラジルの米国債保有額が第3位に。

ここ数年間、米国債保有額が日中に次いで第3位を維持して
きたイギリスが、昨年12月から当債権を徐々に売却している
模様です。


中国、日本に次いで台頭してきたのが、なんとBRICsの一角を占
めている ブラジル。
イギリスは第4位に落ちました。


ブラジル経済は日本以上に米国経済に頼っているのが現状。
現地の米国資本企業は、すでに500社を優に超えています。
一方、日系企業はせいぜい数十社程度
地域的な要素や相手国に対する偏見もあるのかもしれません。


しかし今になって米国債という危険な債権を買い増すというの
は、どのような意図があるのでしょう?
一時的なドルの調達必要があってのことでしょうか?


ブラジルは、他の一角諸国や、中南米・韓国・インドネシア
などと同じく、最近通貨が大きく暴落しています。
米国債のような将来のジャンク債を買う余裕や意味も無い筈で
す。


中国のほうは、完全に政治的な意味で購入しているわけですが
、米国はブラジルに対しては、中国やロシアのような敵視政策
を持ち合わせていません。


果たしてルラ大統領の思惑はいかに?



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者