米銀 シティグループが目下解体中。

つい2年前まではGMとともに業界最大の企業だった、米銀の
シティグループ(シティバンク)。
今年の2月27日には事実上の政府管理下で再建されることに
なりました。
シティの最高経営責任者(CEO)は、今後同行ビジネスモデル
を再構築していく一環として、多くの米国事業を売却中と述べ
た模様です。


ついに08年には消費者金融事業から事実上撤退しました。
また日興シティ信託銀行を三菱UFJ信託銀行に売却すること
も発表しました。


同行の口座数はナント世界中に2億口座。
米ドルによる国際決済送金制度のシステムを持ち合わせており、
まさしく米ドルの強さを見せつけてきた企業のひとつです。


しかし、去年立て続けに破綻した投資銀行のように、この2億
口座の預金を引き出し不能にして、すぐに債務不履行を行うな
んてできるわけありません。
だからひとまず同行の発行株式の36%を米国政府が握ること
にして、国有化したのです。


しかし政府が救済しても破綻消滅への流れは変えようがありま
せん。
今後2年間は徐々に解体(事業の売却や清算)されていった後、
2011年中には破綻していくものと思われます。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者