G8 世界経済の最悪期はこれから。

G8財務相会合は13日、「世界経済には安定化の兆しがある」
とする景気判断を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。
「年内に回復を始めるだろう」とした4月のG7から前進させ、
最悪期は脱したとの認識を示した模様だ。


相変わらず楽観的な声明だ。
米国は今後破綻の道を進むことは明らかだし、欧州はもっと早く
破滅してしまうかもしれないのにだ。


現在は短期金利の低下によって、一時的な景気の底を打ったに過
ぎない。とにかく今回の金融危機CDSだけが破綻したからだ
けではない。
10年以上もの好景気で急上昇してきた欧米や新興国の不動産が
急激に下落していき、いまだに底をついていないという点だ。


欧米の経済停滞が最低でも来年いっぱい続く可能性が高い一方、
日本経済はいち早くプラス成長に復帰していくと予想されている。
確かにその欧米以上に急激に落ち込んだ反動があるという側面も
ある。



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