ウィキリークス 機密情報漏洩問題 内部告発サイトを操るのは誰??

スウェーデンでの婦女暴行容疑で、去年英国で逮捕された内部告
発サイト 「ウィキリークス」 の創設者、豪州クィーンズランド州出身
ジュリアン・アサンジ氏。
スウェーデンへの身柄引き渡しをめぐる審理が、2月24日にロン
ドンの裁判所で行われ、引き渡しを認める決定が言い渡された。


2010年11月、ウィキリークスが米国の外交文書を公開した。
これ以前に同年4月にはイラク戦争で、米軍のヘリコプターが民間
人を無差別に銃撃する映像が公開されたことは記憶に新しい。
さらに同月、米国務省の公電25万件を公開。
この中には、


メルケル首相は、想像力に欠けている ”
ベルルスコーニ首相は、軽率でうぬぼれ ”
サルコジ大統領は怒りっぽく、独裁主義的 ”
プーチン首相は、バットマンで、メドベージェフは相棒のロビン ”
カダフィー大佐は、金髪のウクライナ人看護師をいつも同伴 ”
金正日は、体がゆがんだ年寄り ”
“ サウジの国王が米国にイラン攻撃を要請している ”


といった機密情報が掲載され、関係各国が情報漏洩に震えたのだ。
この記事を投稿している筆者でさえ、笑えるものばかりだ。
やはり米国人は失礼を知りつつ、相手が首相や大統領ですら平気
でコソコソ裏口するアングロサクソン民族だなと感じた。


その他にも、
パキスタンの核開発に関する機密情報
アフガニスタン紛争に関する機密情報
北朝鮮とイランのミサイルに関する機密情報
・イランの核開発に関する機密情報
・国連幹部の情報収集に関する機密情報
・米金融機関に関する機密情報
・日本関連の機密情報
といったもので、とにかく枚挙に暇がない。


この中で最後の日本についてだが、2009年9月に米国が日本に
対し、「日米のミサイル共同開発」 「武器輸出三原則の廃止」 を
求めたのだ。
すぐ思いつくだろう。 この頃は民主党政権が誕生した時期だ。
しかし鳩山由紀夫小沢一郎は、この米国の要求を即座に拒否。
その結果、彼らは権力の座から降ろされたのである。


ウィキリークスのサーバーは、スウェーデンやベルギーに置かれて
いるといわれる。
実際ウィキリークスの本社はスウェーデンにある。
世界中で千人ほどの協力を得て運営されている。
だから創設者本人が逮捕され、活動ができなくても協力者は世界
であちこち存在しているので、今後も機密情報が公開されていくの
である。


さて上記などの暴露情報をみて、何となく違和感があるだろう。
漏洩されているのは殆ど米国の外交文書だけであって、欧州に関
する機密情報の暴露はない。

逮捕されたのも欧州で、現在拘束されているのも欧州。
本部もスウェーデン。サーバー設置場所も同国とベルギー。
さらにここへきて2011年ノーベル平和賞候補にも上っている。
つまりノルウェーだ。


もとはといえば創設者のジュリアン・アサンジ氏はハッカー!?
情報によれば、住居も転々としていたという放浪者で、母親をいつ
も心配させていたといわれる。
そのような人物が、このような世界的なシステムを駆使したサイト
を彼や友人だけの資金や知識で創設できただろうか。


サイトの開設だけならまだわかる。
運営には数百人もの従業員やIT技術者が活躍しているというのだ。
個人ではなく、国家の機密情報の暴露をやってのけるなんて、普通
ではムリ。 とてもとても考えられない。
おそらく背後に巨大な組織が存在しているに違いないのだ。
つまり欧州(EU)が資金援助している可能性が高い。
資金だけではない。 情報なども欧州から受けているのだろう。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者