三菱UFJがモルガンに茶番投資(2)

今回2010年3月末に両者が統合するという話も、裏ではどんな取
引きがあったのか、これから次第に明らかになるでしょう。


今後も対英米関係を維持したい日本政府(自民党)は、金融崩壊と
いう米国のリーダーシップが失われ、とにかく日米安保が揺らい
でしまうことを恐れています。


去年3月と9月に起こった投資銀行の崩壊に続いて、モルガンも
崩壊してしまうと米国覇権の損失、いや喪失がいっそう拡大して
しまいます。
そのためにあれ程の大金を送り込んだわけでしょう。


しかし今後、欧米の金融危機がさらに拡大していくのは必至。
最近の円安も一時的に過ぎません
たとえ住宅ローンのリスクが治まっても、次は商業不動産の下落
が待っているからです。こちらのほうがさらに巨額です


三菱UFJが入れた金でも救いきれないことは明らかです


しかし一方では、三菱UFJにとって巨額損失を意味すると同時
に、政府に対しては発言権を増やしたという利点もあります。


いずれにせよ当事者にとっては、ちょっとした冒険行為だったで
しょうが、我々一般庶民からすれば全く面白くありません。
自民党の50数年間における米国信仰を絶対止めなければいけま
せん。


今年の総選挙の結果で明らかになるはずです。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者