国連安保理 中国が日本に妥協した理由。

ミサイルとは明記しなかったが、北朝鮮の発射は「決議違反」と
明記され、日本側の主張を反映した強い表現が盛り込まれたよう
です。


米国は一旦、中国やロシア側の声明に移ってしまいましたが、
日本が見事にひっくり返したというわけです。
そこでなぜ最終的に常任理事国の中国が、わざわざ日本側の主張
に妥結したのか?


日本との関係を悪化させたくなかったから・・・?
大ざっぱですが、これも立派な回答です。間違いではありません。
もっと具体的に言いたいと思います。


日本は他の常任理事国より国連分担金を多く払っており、且つ
滞納されていないこと


主要国の国連分担金の割合を以下、出しておきます。


1位 米国 22%
2位 日本 16.624%
3位 ドイツ 8.577%
4位 英国 6.624%
5位 フランス 6.301%
6位 イタリア 5.079%
7位 カナダ 2.977%
8位 スペイン 2.968%
9位 中国 2.667%
16位 ロシア 1.100%


どうですか? 米国以外の常任理事国4ヶ国の合計はは、日本の分担
金より少ないのです。
ロシアなんて、11位の韓国より少ないのが現状。
しかも日本は2000年時には、20%に達していたのです。


これでは中国とはいえ、日本にメンツが立たない


さらに驚くことに、米国は日本の駐日大使館だけでなく、この国連分
担金も滞納しているのが現状。


現在国連が経済的に機能しえるのは、他でもない日本とドイツが滞納
せずに分担金を支払っているからなのです。
敗戦国となり弱い立場に立った両国が、そろって経済大国になり国連
を支えているわけです。


国連憲章第19条によれば、分担金を2年分滞納すると、国連総会での
投票権が停止されると明記してあります

つまり現実に北朝鮮は、そのために投票できません。


ただしこのへんはかなり恣意的なところがあるようで、一部の開発途
上国は、資金がないから仕方がないからと、投票権を認めてもらって
いるようです。。 (ナンダこりゃ...)


個人的な意見として、少なくとも中国とロシアは常任理事国の資格
なんて全くありません。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者