巨大銀行破綻より恐怖、米国地銀の破綻。

米国政府は今月17日、地方銀行2行の業務停止を発表しまし
た。
これで米銀の破たんは今年に入って25行となり、4か月も経
たずに、08年の破綻件数に並んだといいます。


アスターンズやリーマンのような巨大金融機関ではないから
あまり問題視する必要がないのでは・・・ という考え方を持
っている人も多い。
しかしそれは大きな間違いだ。 なぜなら、


地方銀行といった小規模銀行ほど、信用の高い人の住宅ローン
を扱っているからです。


巨大金融機関は莫大な資産と信用を背景に、主にサブプライム
を中心に扱ってきました。
一方で地方銀行は信用度が低いローンを扱うことができず、
むしろ、「オルトA」や「ジャンボ」「プライム」といった、
一段も二段も信用が高い(!?)中間層の債券を多く持っているか
らです。


しかし・・・、それもサブプライムと同じ地獄の道へ。。


去年7月に「オルトA」を中心に扱ってきたインディマックが
破綻したことは記憶に新しい。


さらに信用度が大きいといわれる「プライム」の焦げ付きも
どんどん増えているのです。
そして今は、桁違いに大きい商業(オフィス)用不動産の下落も
悪化の一途です


これが私の言う、“ 米国は3〜4年後に発展途上国に転落 ”
というまぎれもない理屈です。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者