クライスラーの処理 7条ではなく11条!

30年以上もの経営不振を続けてきた、米国の自動車メーカー
クライスラー ” が先月30日に経営破たんしました。


日本車の急激なシェア拡大や、利幅の大きい大型車の販売不振
などが追い討ちをかけた結果、70年代後半には深刻な経営危
機が始まり、運営資金が枯渇する状況に陥った模様です。


実はこの経営破たんは、販売不振だけではないという点。


すでに購入しているユーザーが多額の自動車ローンを抱えてい
る為、支払い不能となっていったことも大きな理由のひとつ。


米国人は自動車を買うとき、頭金を払わずに全額自動車ローン
を組んでしまうらしい

自動車3社のローン残高はなんと200兆円もあるといわれ、
これまで少しずつ政府が援助している理由は、ほとんどローン
残高を埋めるものだといいます。


またこの会社は軍事部門を持っているといわれています。
提携したイタリアの最大手 “フィアット” に対しては機密に
しておくでしょうが、本業のクルマについてはもはや存在価値
が完全になくなっていたということ。


電気自動車や低燃費のハイブリッドの開発では、完全な手遅れ
状態だった。日本やドイツのメーカーには勝てるわけがない。
だから残りの2社も早晩潰れてしまうという運命なのです。


日本の民事再生法に当たる破産法11条ではなく、清算処理で
ある破産法7条で手続きに当たったほうが良かったのでは。。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者