さぁ、次はGMの経営破綻が来月に来る。

米国の金融産業は消滅してしまい、当分立ち直ることは難しい。
時間的には今後5年以上を費やすでしょう。


自動車産業についても技術革新を怠らず、生産効率を高めて来た
日本の自動車メーカーは、技術と環境面で何とか生き残りの道を
模索できるに違いありません。


一方そういった努力を全く怠ってきた米国のメーカーは、今後も
深い暗闇の世界に追い込まれていくことに間違いありません。
クライスラーは先月30日に破綻したことはご承知の通り。
私もブログで意見投稿したばかりです。


またGMの経営体力の消耗も顕著。
債務超過額は600億ドル以上に膨れ上がっています。昨年には
大手格付け会社も、「BBBマイナス」から「CCCプラス」へ
と格下げしています。


米国の金融危機(経済事情)が、どれほど急速に悪化していったか
は、外国に住んでいる我々にはなかなか実感が湧いてきません。
日本のメディアは、株式市場や為替市場といったデジタル数字し
か放送しないからイメージしにくいのです。


国内TV5社、新聞5社とも、権力を握られてしまっているから
でしょう。


さてどれほどまでに急速に悪化しているのか。。
一番わかりやすく言いましょう。


GMもシティバンクも2年前までは、世界で業界No1だった。


ところが現在は、両社とも揃って経営破たん状態である. . .。
ということです。
これなら何となくイメージがつくのではないでしょうか。


それから先日、日本の自動車メーカー3社がクライスラーの援助
を拒絶していたというニュースが掲載されていました。
(やはり日本に求めていたのか・・・)


考えてみても、援助に走らなかったのは当然のことです。
クライスラーの尻拭いをさせられるからイヤだ. . .
という考え方もありますが、理由は別のところにもあるんです。
それは、


GM破綻後の提携をトヨタが引き受けるからです。


ビッグ3のうちの2社の破綻を日本のメーカーが受け入れること
は、米国だけでなく世界中からの反感・反発を喰らってしまうこ
とでしょう。
日本メーカーも様々な観点から見渡していたのです。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者