“円高は輸出の足かせ” 間違い発言だ!(1)

経済協力開発機構(OECD)の事務総長は24日、記者会見で、
「円の現在の水準は依然高く、依然として日本の輸出部門の足か
せとなっている。円が強い状態であることは、輸出により困難な
状況をもたらす」
と述べた模様。


突拍子もないというか、いい加減な発言だ。
金融危機が最もひどい欧州の事務総長がこんな会見をするなんて
無責任にも程があるといっていい。


いかにもユーロやドルを今後も守っていこうとする歪んだ意図が
丸見えであるといっていいでしょう。


現在の日本の不況は他国と同様、世界的な需要の減衰なのです。
しかもインチキ不動産証券を保有していなかったので、その分、
企業に対する銀行の貸し出しも、欧米から見るとカワイイもの。
そもそも日本は輸出に頼っていない典型的な内需国家なのです。


世界を見渡して、今回不況に陥った国をチェックしてみても、
自国の通貨が下落、もしくは暴落した国がほとんどにもかかわら
ず、逆にそれらの国ほど深刻な経済不況にはまっています


もう今さら具体的な国家を言うまではないでしょう。
ちなみに08年の主要国GDPにおける輸出の割合を明日のブロ
グでお知らせします。



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