北のナンバー2 中国幹部と会談する理由

北朝鮮のナンバー2、金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長
は11日午前、平壌から空路北京入りした。
その後エジプトで開催される国際会議出席への乗り継ぎとみられるが、
北京国際空港では中国外務省幹部が出迎えていることで、中国指導部
と会談する可能性があるという。。。というか間違いない。


北朝鮮は近いうちに3回目の核実験やミサイル発射に踏み切る構えも
示してることから、この点についても事前の協議をする意向のようだ。
今回中国は2度目の核実験を強行した北朝鮮に対して、国連安全保障
理事会決議で、対抗手段を練っていることをすでに示している。


あれほど中国を怒らせておいて、その中国側と協議したいという北朝
鮮の企てや無神経さをよーく考えてみなければならない。
さらに大きなポイントとして、ナンバー2の金永南が行ったことも重
要だろう。


もはや言うまでもない。金永南は今回のミサイル暴発行動について、
米国の意向が働いていたことをなるべく詳細に中国幹部へ伝えたかっ
たからだ

決して北朝鮮独自で起こしたことではないということを話し、中国側
からの制裁を止めてもらいたいのであろう。
私が最近このブログで何度も投稿していることである。


しかし中国側は今回に限らず、北朝鮮の暴発が米国CIAの陰謀であ
ることは以前から承知している。
それでも北朝鮮を非難する理由は、中国側の意見よりも米国側の意見
を最優先で聞き入れたことであろう。


中国と米国は経済的には深まっているが、政治的にはまだまだ距離を
置いている国どうしなのだ。
米国は中国に対して敵視政策をいまでも続けている。
今回中国としては、少しばかりのメンツを潰されたことは明白だ。


さてそれでは日本側の対応としてはどうするのが一番いいか?
結論から言うと、無視するのが一番いい。
一段の制裁措置を静かに履行させ、米中と北朝鮮の子供じみた企てに
乗らないことだ。
メディアも含めていろいろ騒ぐから、余計な近所付き合いに巻き込ま
れるのである。
それによっていつも上記3ヶ国から無理やり乗せられてしまうのだ。
私が、“情けない” と感じるのはこのことである。



★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者