またも茶番発言 “強いドルは米国の国益”

米財務長官ガイトナーは、先週 「強いドルは米国の国益だ」 と改め
て表明したという。
この若造長官は今さら何を根拠に失礼な発言をしてしまうのか?


茶番な住宅ローン証券を世界中にバラまいた結果、世界中が経済危機
に陥ってしまったことを全く謝罪しようとしない米国。
その上でのこの発言は不謹慎にもほどがある。


個人的には無理だと考えても、一応建前だけの発言だろう。
米国幹部がそもそも弱い通貨を望わけないからだ。
しかしドルだけでなく、米国債や地方債の暴落は絶対に避けられない。
住宅価格はもちろん、商業不動産ローンも今よりさらに下落する。

これは火を見るより明らかだ。


米国民は以前ほど消費活動はできない。
このことから今後は輸出に力を入れなければならないわけだ。
しかし日本やドイツのような競争力のあるモノ作りは消滅している。
残っているのは農産物やF22だけだろう。(笑)


先日米国の赤字が縮小したというニュースがあった。
これは言うまでもなくドル安が効果をもたらしたわけだ。


現在の金融危機はまだ序の口から序二段のレベルに入ったばかり。
本格的な世界大恐慌は3年後といったところだろう。
米国は膨大な代償を払う前に、今のうちから輸出でコツコツ稼いでい
ったほうがいいと思う。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者