さっぱり売れなくなった 英国長期国債

英国の中央銀行イングランド銀行は6日の金融政策委員会で、
国内の金融市場に回るお金を増やす為、量的金融緩和策を拡大するこ
とを決めた。
英国債などの買い取り枠を500億ポンド追加するという。
日本円にして7兆5000億円だ。

同銀はすでに1250億ポンドの買い取りを7月末に達成したが、
現在も企業への融資の伸び悩みが続いていて、景気の先行き不安が
根強い為、政府から認められている上限1500億ポンドを引き上げ、
1750億ポンドに拡大するというもの。


今年3月下旬、英国は政府が発行した40年物長期国債が入札割れ
するという醜態を演じ、
ゴードンブラウン政権が再度揺らいだ。
英国債が入札割れするのは実に7年ぶりという異常事態だという。
つまりこの時期までは国債を消化できていた。


英国も米国同様、中央銀行国債を買い取るという危険を冒してまで、
金融市場を立て直さねばならないという現状だ。
これがトリプルA価値の国債と考えてもいいのだろうか?


過去にも何度か投稿してきたが、来月9月には去年の同時期に起
こった、○ー○○ショック以来の危機が突発的に起こるであろう。

それを想定しての量的緩和なのかも知れない。


反対に我が国日本の国債は世界から評判がいい。
アジアを中心に、最近では欧米から盛んに買いが入ってきている。
数年前とは違い、不思議な感覚を覚えてしまうほど人気である。



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