米国の累積財政赤字 「9兆ドル」 の大嘘

米政府が先日2010〜19年度の累積財政赤字予想を上方修正し、
従来予想の7兆1080億ドル(約670兆円)から、約9兆ドル
(約850兆円)に修正する可能性が出てきたと伝えた。
今回の修正理由として、昨年秋から冬にかけての深刻な景気落ち込
みを反映させたものとしている。


嘘っ八で、楽観的な公表もいい加減にして欲しいと言いたい。
そもそもヒトケタ違うだろう・・・と。
さらに2019年になると、公表の基準値から考えてみても、現在
の何倍にも達することは確実なのだ。


だいたい米国政府は、公表するデータは中国政府と似通っている。
金融機関の赤字や負債については、全くもって正直に公表しようと
しない。
勝ち組金融機関と言われているJPモルガン・チェースですら、
実質の負債は80兆ドルもあるといわれている。

このイチ企業だけで、米国GDPの6〜7倍もあるのだ。


先日のブログでも投稿したが、現在のように一時的に景気の落ち着
きがあっても、ほんの数ヵ月後には再度の大恐慌が訪れるのだ。
何度も何度も繰り返すが、その時期は来月(9月)中旬だ。
ハッキリ言おう。第2のリーマンショックが起こるということだ。
今からそれなりの覚悟をしておいた方がいい。


さらに今年中に商業用不動産担保ローン証券(CMBS)4000億ドル
の満期が訪れる。
プライムローンの焦げ付き増加とほぼ同時期に発生し、この原因に
より、各州の地方債の引き下げがどんどん起こってくる。
まさに桁違いのデフレスパイラルが今後数年間続くのだ。


各国による米国債の購入や財政出動も、完全に焼け石に水
これより二桁くらい増えないと梨の礫なのだ。
日本のメディアは米国資本に操られているから、結果論は伝えるが、
予想論や予想データは絶対に報道したりしない。


今後米国に投資する商品は、旅行と留学費用だけにしたほうがいい。
現に欧州の世界的シンクタンクは、3、4年後に米国は先進国でなく
なるといっている。



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