ラトビアの失業率19.7%! スペインを上回る

9月のユーロ圏失業率が9・7%まで上昇した。
これは前月比0・1ポイント上昇し、99年1月以降で最悪を記録し
た模様だ。


最近日本や豪州では、失業率が若干改善傾向にある一方、欧州は米国
と同じく毎月悪化している。
とにかく前年同月比では、EU27ヵ国すべてで失業率が上昇。
歯止めのかからない雇用悪化は欧州経済の回復の重しとなっているよ
うだ。


国別ではラトビアが19・7%で最悪。
スペインも19・3%と、ユーロ全体の平均値と比べて約2倍です。


スペインの場合、前月比で0.4ポイントも上昇してしまいました。
そしてアイルランドスロバキアも10%台を超えています。
ギリシャも今年中には大台に上りそうです。
フランス、ポルトガルフィンランドスウェーデンスロベニアは、
すでに9%台に上っている為、来年前半には大台を超えるでしょう。


一方で最も低い失業率を保っているのが、オランダ。
国の政策で非正規社員が多く、失業率も3.6%。
さらに、デンマークノルウェー、スイスも3〜4%台と比較的低く、
EU域内でも失業率の2極化が進んでいることがうかがえます。



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