実質GDP速報 予想を大幅に上回る統計値に

2009年7−9月期の日本の実質GDP(国内総生産)の1次速報値は、
前期比年率4.8%増と2四半期連続でプラス成長となり、事前予想を
大幅に上回った。
アジア向けを中心とした輸出の好調や、久々の個人消費の増加に加え、
企業の設備投資も回復した模様。


エコノミストの事前調査によると、7−9月期の実質GDPの予想値は
前期比0.7%増、年率換算では前期比2.9%増だった。
10−12月期以降もプラス基調は維持するものの、政策効果の息切れ
で成長率はやや鈍化するとの見方が有力。
週明けの欧米諸国における為替相場が気になる。
欧州では予想通り円高に振れているようだ。


為替相場だけではない。
この週明けには、ユーロ圏の消費者物価指数や10月の自動車販売台数
も発表される。
米国も似たような経済指標が発表。
10月の小売売上高と11月のニューヨーク連銀製造業景気指数。
さらに9月の企業在庫やGMなどの決算発表もひかえている。
内容によっては大幅な円高になるだろう。



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