普天間基地移設・返還問題 3月に嘉手納ラプコンの返還で再熱

最近になって米軍普天間基地の問題が取り沙汰されている。
鳩山首相は、今年5月までハッキリと結論を出すと言っていたが、
まだ結論まで2か月間あるというのに、今月(3月)中に一定の方向
性を示すと発言した。
これは一体なぜだろう? 水面下で何が起こっているのだろうか?


実は普天間基地問題に隠れ、同じく米軍が長年居座っている
沖縄嘉手納基地内にある 「嘉手納ラプコン」 の返還時期が、
今年3月に決まっているのだ。
沖縄本島の空域を仕切ってきた航空官制業務である。
すでに日米両国政府が去年12月に事実上合意している。


実は嘉手納ラプコン返還は既に決定済みで、時期的には2007年
末が目途とされていたが、日本側の航空管制官の訓練の遅れなど
から、1度だけ延期された経緯がある。
この歴史的な移管により、那覇空港発着の管制システムは日本側
に一元化されることになった。
今後は米軍が原因を起こすダイヤの乱れや、危険なニアミスなどが
解消されるとみられ、民間機の円滑で安全な運航につながると期待
されているのだ。


鳩山民主党は、ちょうど嘉手納ラプコンの返還時期に重なったこと
から、今回の普天間基地問題と一緒に、駐日大使との協議が活発化
しているのではないかと思われる。
これは一部可能性として、嘉手納基地との合体もあり得るかもしれ
ないのだ。
しかし民主党は去年の衆議院選挙のマニフェストで、国外か県外へ
の移設を公約している。
とにかく最後まで信念を曲げず、貫いて欲しいところだ。


ところで現在の野党である自民党は、民主党に対し、普天間基地
題については方向性をはっきりさせないとして、今でも非難してい
るが、長年この問題を放置し、延期させてきたのは自民党自身なの
である。
恥を知れ!! とは、自民党なのである。
しかもこの自民党は官僚と組んで、こういった報道をしないのも、
いつも通りのマスコミの姿勢だ。
こういった米国側に不利な内容は、日本国民に伝えないのである。
呆れてモノが言えない。
日本最大の既得権益であるTVや新聞業界は、戦後巧妙に、狡猾に
公共の電波を利用して、権力の座に居座っているのだ。


さらに普天間基地の返還時期が、2014年であるという点について
も、国民に対し意図的に報道しない。
マスコミは自分たちに不都合な真実は、隠すことばかりしている。
マスコミ各社は小沢一郎をはじめとした民主党を毛嫌っているから、
これからも自民党時代のカネ問題以上に、民主党を攻撃してくる
ことだろう。
とにかく日本全国の皆さん、TVや新聞の報道を直接真に受けず、
こういった陰謀報道から早く気が付いて欲しいと思っています。



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