米国債発行残高 3月は日本も中国も買い増す。デフォルトが近い

現地時間5月17日、米国財務省が、2010年3月期の米国債発行
情況を発表した。


保有額1位の中国が前月より177億ドル増やした。
これは4カ月ぶりの増加だ。
2位の日本も160億ドル余り買い増した。
3位の英国は450億ドルも一気に増加させた。


一方でやや売却させた国もある。
保有額4位のブラジルと、5位の香港、そしてスイスとチリだ。


同月時点の米国債発行総数は3兆8846億ドル
前月より1300億ドルも増加した。


ハッキリいって、イカレている。
あくまでも政治的な買い増しショーがほとんどだ。
最後のトリプルA債は、来年末までには格下げされるだろう。
金利も以前のような高金利ではない。
旨みがなくなっているのは明らかだ。


何度か記載してきたが、6月には中国が保有する短期米国債の満期
が訪れる。

しかし中国は一旦売却後に、すぐその分だけ買い増す可能性が高い。
中国は北朝鮮の核やミサイル同様、この米国債を政治的カードに
利用し続けるだろう。
それ以前に米国債の売却は中国にとって、経済的にも損失を被る。
返り血を浴びてしまうのだ。
日本のように長年仕方なく増やしてきた事情とはワケが違う。



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