ギリシャ財政破綻 国債償還日を迎え、ユーロが大幅安、円が全面高
ユーロ圏16カ国は現地時間未明の財務相会合で、ギリシャにEUと
IMFが計200億ユーロを融資することで合意した。
これはギリシャ向け緊急融資の第1号で、同日中に実行されるという。
ギリシャは19日に85億ユーロの国債償還を控えているが、ひとまず
当面の資金繰りにメドをつけた格好。
200億ユーロのうち、ギリシャ以外のユーロ通貨導入国が145億
ユーロ、IMFが55億ユーロをそれぞれ負担。
金利については明らかにしていないが、3年固定で年5%程度とみら
れている。
ギリシャが今年4月に発行した、期間1年の短期国債の表面利率は、
4.85%だった。
EUとIMFは今年からの3年間で最大1100億ユーロを融資する
ことを決めている。
今後はギリシャの財政再建計画の実施を常日頃から点検し、段階的
に残りの融資を実行していくという。
為替相場も今日、大きく揺れた。
ユーロが対円で一時110円台に突入した。
これはリーマンショック後に付けた、1ユーロ110円台後半をあっさり
上回った。
しかしこれで安心してはいけない。
先日のブログにも記載したように、翌20日には早速、ポルトガルの
国債償還日がやって来る。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者