日本・中国のGDP ドルやユーロベースでは今年も日本が2位維持

中国経済が輸出と株・不動産バブルから経済の拡大をどんどん拡大
させている。
日本の内閣府によれば、日本の4─6月期名目GDPは1兆2883
億ドルとなり、これは同時期の中国の1兆3369億ドルをはじめて
下回ったという。


ドイツを抜き去り世界最大の輸出国となり、世界最大の自動車市場と
鉄鋼生産量を誇る中国は、国際社会で影響力を強めている。
来年の2011年には実質的に中国が日本を追い抜いて世界第2位の
経済大国になるかもしれない。
日本が1968年、当時の西ドイツを抜いて世界第2位の経済を長年
維持してきただけあって、まさしく屈辱的なことである。
一方上半期(1〜6月期)の名目GDPでは、かろうじて日本が中国を
上回ったようだ。


中国の経済成長率について、文化的に粉飾決算がまかり通っている。
4千年の文化がウソと隠匿で覆われてきたのだから救いようがない。
私のブログでも何度となく紹介してきたことだ。
残念ながら経済成長についても、各国の性善説に基ついて発表される
わけだから、世界中で疑惑が渦巻いているにもかかわらず、誰も中国
の統計について疑いを晴らすことは事実上不可能なことだ。


これから下半期の経済成長に関心が上るが、果たして今年は年間を
通して、中国は日本のGDPを抜き去るだろうか?
私は去年のブログでも書いたことがあるが、タッチの差で日本が2位
を維持できるものと思える。
その理由は、ドル換算で公表されるからだ。


今年の6月頃から一時的に1ドル90円台に戻していたUSドルが、
その後は80円台まで安くなった。
現在はご存じの通り、80円台半ばまで円高が続いている。
これが来月9月になると、今より一層の円高が到来することになる
だろうから、ドルベースで換算すれば、まだまだ中国は日本を追い抜
けないという相場だ。
当然のこと中国は、人民元の相場を今とほぼ同じく維持していくもの
と思われる。



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