東北地方太平洋沖地震 メディアの既得権 家族の安否確認より優先か!

全国読者の皆さん、ご無事でしょうか?
大変な自然災害です。
阪神・淡路大震災以来、またその規模を遥かに上回る地震宮城県
で起きてしまいました。
今回は都市直下型ではありませんが、大きな揺れと津波が襲ってきたこ
とから、被害はとてつもない大きさで拡大してしまいました。


私は大地震が起った時、首都圏郊外にいまして仕事をしていましたが、
公共交通機関がバスを含め、完全にストップ。
周辺から救急車や消防車のサイレンが間断なく鳴り響く。
流しのタクシーも拾えず、近くのゲームセンターとパチンコ店で一夜を過
ごしました。


住宅はもちろん、一部のコンビニも停電を起こして入れない状態。
ファミレスも料理ができないことから、営業を一時中断。
スーパーも従業員のことを考え、営業時間を短縮してしまうことに。
私はとにかく自身の食を確保するため、早めに調達して上記のアミュー
ズセンター内で食べました。


翌朝になって電車は運行し始めましたが、どこも急行運転は取り止め。
ダイヤの乱れは当然で、本数は減らし、各駅停車のみの運行で再開され
ました。
しかし首都圏の大動脈であるJP山手線は、翌朝でもストップ状態。
復旧まで相当な時間がかかったようです。
とにかく日本政府に対しては迅速な対応を期待したいと願う。


自然災害には家族や親せきなどの安否確認が最優先されることは当然。
交通状態や家屋の崩壊などは、一歩遅れてその次に考えるもの。
天災の情報等はTVやラジオといったメディアから得ることになるが、直接
行う安否確認の手段は、「電話」 。 つまり通話である。
それもネットの掲示板ではなく、直接すぐ連絡を取りたいのだ。
いつものことだが、なかなかつながりにくい状態が続き、被災者やその
家族、遠方に住む身内はイライラが募ります。


なぜ携帯電話にはTVと同程度の周波数が割り当てられないのか?
これは電話だけではない。
オンライン状態についても、普段のような速度で反映されないのだ。
TVやラジオはどんなに混雑しても映像が流れないとか、映りが悪くなっ
たりとか、音声が途切れるということは起らない。

しかし携帯電話はそうはいかない。
こういった災害が起きれば、本来の意味である通話が不可能になるのだ。
ユーザーにおける個々の安否確認については、いつもながら後手後手の
システムであるといっていい。
こういった国民無視の既得権益は即座に改革すべきである!


政府は地震発生1時間以内に、「東北地方・太平洋沖地震」 と決定。
しかし家族にとって大切なことは、地震の名前を決めることではない。
官邸の記者会見などではない。
地震の専門家を呼んで、あれこれ話をきくことではない。
プレート云々の知識ではない。
何というか困っている地元住民や、被害映像を出すことて災害の大きさ
を伝えることに精一杯なのだろう。
たまたま現場にいた人によって撮影された映像についても、取り寄せに
暇がない。
マスコミ各社の非常識で不謹慎な対応はいつも通りといった感だ。


時々映像ではTV局の従業員の忙しい対応が映し出されるが、それは
仕事の情報収集であって、被災者の支援業務なのではない。
地方にあるローカル局においても直接支援の手を差し伸べることはぜず、
インタビューなどをして情報収集や映像入手にいそしんでいるのだ。
しばらく経って救援募金などを伝えるだろうが、被害者の生命や家屋の
倒壊といった数について報道するばかり。
個人個人にとっては、人数云々が重要ではないのだ。


いまは被災者の支援といった対応が急務。
と同時に、迅速な安否確認と身内に対するスムーズな情報、電気・ガス
・水道といったインフラ整備復旧を提供していく必要がある。
どこの国でもそうだが、天災は好き嫌い関係なくやって来る。
経済のように事前に危機を防ぐことはできない。
地震の予知ができたとしても、せいぜい発生前の十数秒前である。
だから起きた後の敏速な対応と確認が必要なのだ。
こういったことが世界でも同じだろうが、巨大な利権によって防御されて
いるのが現実。


最優先として 「防御」 するのは一体何なのか!?
を問うていかなければならない。
私がずーっと以前から、経済よりメディアの改革を急いでやらなければ
ならないという意味がこれで実感できるだろう。
これからもマスコミの姿勢を厳しく見ていくつもりだ。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者