特許侵害大国 韓国 所詮サムスンも低税率とウォン安で成長

先日こんな報道がオンラインで掲載された。


「 米Apple社と韓国サムスン電子が豪州の連邦裁判所において、同国で
サムスンが 「GALAXY Tab 10.1」 の米国版を販売しないことで合意。
引き続き積極的に知的財産の防御と保護に努め、モバイル通信事業での
継続的な革新と成長を確保していく。」  というもの。


依然としてサムスンという企業は、世界中で知的財産権を侵害しまくってい
るのだな。。。 という第一印象だ。
サムスンが作る製品は、日本をはじめ、ドイツや英国、米国などから技術を
取りこみ、それを寄せ集めて世界中に輸出していることは誰でも知っている
こと。


しかし日本の大手企業数社の利益を合わせても、同社の利益に及ばないと
いうことがずっと以前から報道されて、一時はなぜか、“ 韓国を見習え ”
というフレーズがあちこちで見受けられた。
このフレーズの発祥が日本人によるものなのかについては不明だが、いか
にも幼稚過ぎる。
ハッキリ言って、反面教師として見習うのなら理解できるのだが。


ただ華々しい利益の裏側には、皮肉にも、世界中で裁判沙汰になっている
特許侵害件数が如実に物語っている。
一部の報道ではサムスンだけで、ナント訴訟件数が3800件にも上ってい
るというのだ。
残念だが、いくら私でも一つ一つ紹介しきれない。
これは日本の企業数社が抱える訴訟件数の、遥か上の上を行っている。


去年米国当局で発表された、同国に支払った制裁金ランキングによれば、
上位10社の中に、不名誉にも韓国企業が4社もランクインしている。


1位 エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(スイス)
2位 LG電子(韓国)
3位 エア・フランス(フランス)
4位 大韓航空(韓国)
5位 ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)
6位 サムスン電子(韓国)
7位 BASF(ドイツ)
8位 ハイニックス(韓国)
9位 インフィニオン・テクノロジー(ドイツ)
10位 SGLカーボン(ドイツ)


韓国企業4社は当時の為替レートで、約1200億円の制裁金を支払った
というのだ。
他国ではドイツの企業が3社入っているが、経済規模の比較から考えると、
いかに韓国は身の丈に合わない非常識行為を積み重ねているかがわかる。


とかく最初に書いたように、サムスンは日本企業と比べて好業績のように
見えるが、それは韓国内の低い法人税率と、ウォン安、人件費の抑制とい
う3点要素
が大きいのである。
日本の実効法人税率が40%であるのに対し、韓国は25%。
それでもきちんと25%払ったのは2002年が最後だったらしい。
韓国政府はサムスンに対して、何か特別優遇でも与えているのか?


そして通貨についても金融危機後、急激なウォン安に傾いた。
これで輸出が絶好調。
日本製の工作機械や部品を使っているから、品質に問題なし。
しかも日本製品と比べて、いつも3割安というバーゲンセール。
最後に韓国の雇用環境においては、非正規社員が全体の6〜7割。
日本の非正規が全体の3割と比較すれば、まさに奴隷並みの劣悪環境。
企業にしてはアリガタイことだろうが。。。


こういった背景が間違いなく存在しているのに、日本企業と比較すること
自体、論外であることは明々白々。
上場している証券取引所も、自国とロンドン、ルクセンブルク. . .(!?)
NYや香港、ユーロ圏の大国には株式を公開していない。
こういった国や地域ほど自分たちの製品が売れているのではないのか?
やはり技術や粉飾といった、訴えられている件数が多い企業は難しいの
であろう。



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