急激なペースで米銀が破綻している!!

連邦預金保険公社は26日、国内の中堅銀行5行が経営破綻し
たと発表した。
景気後退による失業や住宅差し押さえの増加が背景だ。
一日に5行が破綻するのは異例だという。
これで今年の米銀行破綻は早くも45件に達したようです。


4月25日のブログに投稿したが、たかが中小の銀行が破綻した
から大問題ではない. . と考えるのは大間違いです。
中長期的にみれば、ある意味大銀行の破綻と同程度の危機的状況
と考えるべきです


中小の銀行は資金的規模から、サブプライムといった信用の低い
人に対してローンを組ませていません。
サブプライム層には、破綻してしまった当時の大手投資銀行が主
に扱っていたわけです。


つまり比較的信用度の高い人向けのローンを組ませていた中小の
銀行が破綻するということは、プライム層に貸していたローンが
焦げ付き始めたことを意味しているのです

しかも徐々にではなく、急速に悪化しているという証拠です。


サブプライムとプライムの間に位置する中間層向けのローンには、
「オルトA」や「ジャンボ」といいますが、既にご存じのとおり、
これらを扱っていた当時の大手住宅ローン会社インディマックが
去年7月に経営破綻しました。


米国は徐々に破綻への階段を下っているわけです。



 ★シティアライアンス 代表兼「ヒルザー・ドットコム」運営者