日韓の通貨スワップは延長されるのか?

7月上旬に来日した韓国大統領の事前協議の際、韓国側は日本に対し、
10月までの通貨スワップ期限の再延長を申し出たとみられる。
結果的に与謝野大臣は延長の返事を明確に示さず、協議は終了した。


韓国大統領は当初、日本に一泊する予定だったが、急きょ日帰りを決
めたのも、延長が成功しなかった為だからと思われる。
米国との通貨スワップが来年2月まで決まった直後だけあって、残念
な気持ちと、ちょっとした恨みをこめたものなのだろう。。。


今回の与謝野大臣の思惑としては、この問題を一時的に民主党
託したいと考えたのだろう。


前回の期限である4月以降の延長についても、日本は3月31日の
市場終了後、日銀は韓国銀行とのスワップ延長を10月までと決めた。
絶妙なタイミングだったといえます。
その週の週末にはロンドンで第2回金融サミットが開かれることもあ
って、日韓会談はもちろん、韓国のメンツを保つために必要だったと
思ったに違いありません。


個人的な見解として総選挙終了後、10月以降の再延長を決めるのは
民主党の可能性が高いわけですが、ここで最後に一回だけ延長を
伸ばす可能性は十分考えられます。

通貨スワップを延長せず、韓国が今より金融危機が激しく起こり、
国家破綻までいくようだと、全て民主党のせいに押し付けられるから
です。下野後の自民党の攻撃を一方的に受けまくることになります。


しかし今度の再延長で終了する可能性は高いと思います。
一時的とはいえ、韓国通貨というローカルカレンシーをたくさん持っ
ていても意味がありませんし、なにしろ韓国はもともと日本に対し、
多額の借金を抱えている国ですから。


そもそも通貨スワップ終了後も、韓国が日本に対し、資金を全額回収
できる能力があるとは誰も思っていません。
残念ながら、半分は踏み倒してしまう可能性が非常に高いのです。
最大の理由として、韓国は去年、純債務国に転落しているからです。



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