欧州の電気自動車でも日本に対抗できない理由

9月27日まで開催される「フランクフルト国際モーターショー」
では、欧州勢が電気自動車(EV)や、家庭用コンセントでも充電で
きるプラグインハイブリッド車(PHV)の新型車を相次いで披露
している。


環境への関心が年々高まり、より地球に優しい自動車量産が重要
になってきたからだ。
日本のトヨタやホンダはすでに10年以上前からブランドを確立し
ていることから、今後欧州各社もEVやPHVの開発拡大に全力を
挙げると思われる。


しかしどんなに欧州勢が頑張っても、世界中で売られているハイブ
リッド車の9割以上を占める日本車
の前には、簡単に対抗できない。
これは電気自動車にもいえることだ。


実は世界中でハイブリッド車を量産してるのは、トヨタとホンダ
だけなのだ。他国のメーカーはモーターショーなどで展示はされ
るもの、市販社として量産されていないし、販売もされていない。
ここがメディアなどで伝えられていない大きなポイントだ。
 


そして先日、ドイツのメルセデス・ベンツが従来より3割も燃費を
向上させたハイブリッド車を発表した。
見事日本政府の “ エコカー購入減税 ” の対象にもなった。
しかし向上したとはいえ、リッター当たり11キロ程度。
今までの日本車と比較しても、決して燃費が優れているとはいえない。
トヨタの新型プリウスが、リッター当たり38キロ。
ホンダのインサイトも、リッター当たり30キロもある。


実は私の友人が原動機付自転車(原付)を持っているのだが、燃費の
ほうは、何とリッター当たり10キロ・ ・ ・。
ベンツとたいして変わらないではないか。。。 と思ってしまった。


日本車が将来的にも優位な理由は、単に台数だけではない。
特許出願申請の数がブッチギリに多いのだ。 
ハイブリッド車の特許では日本は1400件以上。対して欧米諸国
は200件にも満たない。
電気自動車でも圧倒的で、日本が500件超。欧米は100件にも
達しないのが現状。


このことから、他国のメーカーが世界でシェアを伸ばすためには、
日本のメーカーと提携するか、技術ライセンスを払ってでも導入し
ないことには未来はないということだろう。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者