仰天! 中国より日本の外貨準備高が多い事実

9月末時点の中国の外貨準備保有高が、前年同月末に比べて19%
以上も増え、2兆2726億ドル(約204兆5340億円)となり、
過去最高を更新したという。
中国の外貨は06年2月に日本を追い抜いて世界一となってからも
膨張を続け、9月末の日本の1兆526億ドルに対し、2倍以上の
規模になったと発表した。


しかし中国は、輸出などで得てきた民間企業の外貨さえも、金融当
局が吸い上げてしまう 「外貨中央集中性」 が背景にあり、その外貨
を使って米国債を大量購入することで、政治的な対米発言力の強化
につなげているのが紛れもない事実。


しかし日本の場合、民間企業が保有する外貨が政府保有の約5倍の
5兆ドルにも達しているのに対し、中国は2分の1の約1兆ドルし
かないという。
その中国の1兆ドルの大部分は国有の石油大手や商業銀行などの保
有で、民間企や個人保有はかなり制限されているというのだ。
国全体で総合した場合、日本の約6兆ドルに比べ、中国は約3兆ドル
と日本の半分にとどまっているという。


このことはなかなかメディアで報道されない。
基本的に数字の部分しか伝えていないのだ。
ずっと以前に投稿したことだが、中国の銀行は大小にかかわらず、
全て国有銀行なのである。
だから今日まで、まだひとつも倒産したことがない。


こうして民間の経済活動で得た外貨の大半を中央に集中させること
で、強大な政治パワーとなり、「世界の注目を浴びる」 ことに成功
しているのだ。
とにかく共産党の国民への監視は、とにかく尋常なものではない。
本音としては、大切な外貨を何に使うかわからない自国民に、好き
勝手にさせたくないということだろう。


蛇足であるが、中国政府は自国民に対し、海外旅行についても厳し
い成約を設けている。
それがビザの発給問題だ。


日本では一部、目的地に着いてビザを発給することも許されている
が、中国は相手先でのビザ申請・発給は絶対許可されないという。
必ず出発前にビザを申請しなければダメだそうだ。

まためでたく日本に帰化した場合でも、年に2回は中国に戻る必要
があり、途中経過のチェックをさせられるという。



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