米国債の発行残高上昇 デフォルト前の買い増しか?

9月の各国による米国債保有額が公表された。
中国やロシアは横ばいだが、日本と英国は200億ドルも買い増し。
ブラジル、香港も70〜80億ドルも増やした。
日本では9月16日に政権交代が起こったが、民主党に移る前に
自民党が最後の務めを果たしたのだろうと思われる。


一方で減らした国は、シンガポールやメキシコ、アイルランド、タイ
といった国だけ。しかしこれらの国は微々たるものだ。
全体的には世界で450億ドル程度増加した。


米国債は毎月毎月危険な情報が飛び交う。
中国の増加が著しいといわれているが、最近は短期国債が主だ。
期限が来るといっぺんに米国債バブルの原因につながりかねない。
日本では民主党政権になって米国債の買い増しが行われにくく、一層
米国債バブルの崩壊が近ずくと考えていいだろう。
(もちろん円建てなら別)


欧州最大の保有国である英国も同じ。
去年6月以来の大幅な米国債売却も予想される。
このときは保有額の9割を売却したのだ。
英国は経済的に血が噴き出すほどの痛みだったと思われる。


いずれにせよ来年半ばには債権が崩壊するだろう。
米国債デフォルト前を予知するかのような各国の増加だといえる。



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