米国(アメリカ)株式市場 NYダウ、ナスダック株価上昇の捏造

今年の春先から世界中の株式市場が、景気の底入れという期待感
から上昇している。
とくに牽引役の米国株式市場が上昇の一途を辿っているのだ。


今月11日のニューヨーク株式市場は、米個人消費の回復期待など
から買い注文が殺到し、3営業日連続で続伸、ダウ平均株価(30種)
は前日比65・67ドル高の1万471・50ドルで取引を終えた。
終値としては、今月1日につけた今年の最高値とほぼ同じ水準まで戻
したのだ。
米商務省が11日朝発表した11月の米小売り売上高が2か月連続
で前月を上回るなど、米国景気の先行き懸念が薄らいだことから、
買い注文が一気に膨らんだ模様だ。


ナスダックも同様で、今年の3月に付けた1265ポイントから
毎月のように続伸し、今月12月には2214ポイント。
1000ポイント近くも上昇している。
米国だけでなく世界中のエコノミストが、力強い経済指標と称賛
しているし、日本においては、“力強さに欠ける” 一点張りで、逆に
失望感を漂わせている。
これも米国資本に操られている日本のメディア姿勢というものだ。
はっきりいって見通しの方は、大嘘ばかりなのである。
現実のニュースしか、正直に国民に対して伝えないのである。


日々、株を追いかけているデイトレーダーには会社の業績等は関係
なく、目先の利益だけを考えればいいが、こういう人達ほど 「実需」
という現実を考えない。
今でも懲りず、マネーゲームに踊らされているのだ。
米国の株式市場が上昇していることをなぜ不思議に思わないのか?


失業率や住宅指標の悪化、不動産価格の下落が現実に起こっている。
それも毎月だ。改善の様子は一向に見られない。

米国経済の7割を占める個人消費が急激に悪化しているのに、
なぜ株価が上昇しているのだろうか. . . ??

ハッキリ言って、誰もおかしいと思わないのか??
ちょっとだけ冷静に考えれば、誰でも理解できると思うのだ。


少なくとも米国政府や金融機関の役員は、近い将来米国という国家
自体が大きく揺れることは承知している。
しかしこのようなことは間違っても公言しない。
両者とも、なるたけ自国の崩壊を先延ばしたいからだ。
欧州や新興国からの投資を促し、少しでも崩壊という現実を遠ざけ
たいという思惑につきる。
そしてついに3年後の国家破綻が起こると、責任を取ることなく、
自国を消滅させていくという魂胆である。
言うまでもない、「投資」 や 「投機」 は、自己責任で行うものだから、
結果云々はあくまでも、投資元にある。
知らん顔して通すだろう。


これから米国に対する投資は極力控えるべきだ。
極端な言い方にすれば、留学や海外旅行だけにすべきである。
世界的な技術を持つ企業なら、新興国にとって魅力があるだろうが、
そういった企業も近いうちに日本が追い越していくだろう。
ましてや破綻していない金融機関の買収なんて論外と考えるべき。
ところが現実問題、隣国が次々と買収工作を行っている。
まさに一蓮托生のつもりで心中していくだろう。



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