中国産食品問題 実は日本にくる野菜については 「安全」 という現実

2008年1月、日本でJTフーズの冷凍加工餃子を食べた市川市
の小さな子どもが、目眩や吐き気を訴え、重体になってしまうとい
う悲劇が日本国中を駆け巡りました。
中国で加工された冷凍食品が理由の発端です。
まだまだ記憶に新しい事件です。
また中国で製造・販売されている牛乳や粉ミルクに 「メラニン」 と
いう有害物質が組織的に混入されていた事件。
こちらも同じく世界中のニュースで大きく放送されました。
その直後、香港などではアイスクリームにも混入されていたことが
わかりました。


中国国外でもメラミン汚染は大きく問題視され、中国製乳製品を含む
食品の多くが世界中の食品売り場から消えました。
この事件ではこれまでのところ21人が有罪判決を下され、うち2人
の死刑はすでに執行されています。
残る19人についても終身刑や禁固刑を言い渡されています。
世界各国から、‘チャイナフリー’ というキャッチフレーズが生まれ、
中国産の輸入品について非難がゴウゴウと起こったわけです。


ところがあれから2年間を経て、再度メラニン問題が浮上している
という始末。
AFP通信はこの問題について報道していますが、やはりというか、
国内の大手メディアは伝えていません。
さらに今日のニュースで、欧州が中国をはじめとした東南アジア産
の輸入野菜について検疫を強化するという報道が伝わった。
とにかく私も中国産の冷凍食品や缶詰め、はたまたブランド品等は
絶対に買わないつもりです。
せいぜい下着類や日常的に使う安価な製品だけにしています。


現在中国にいる富裕層は、中国製品の危険性をよく知っているので、
外国産の製品がとても人気です。
最近では日本を訪れる中国人が、コンビニで日本のカップラーメン
を購入して、ケースごと持ち帰る様子もみられます。
直接その場で買って、レジに置いてあるポットを使い、お湯を入れ
ている姿もたまに見かけます。
中国では日本のカップラーメンが大変人気のようです。
一方で中国産のカップラーメンは非常にマズく、食べた翌日には
気持ちがとても悪くなるということを聞きました。
実際に中国人の子供が自国のカップラーメンを食べた途端、その場
で倒れて亡くなったというニュースが日本でも報道されました。
恐ろしいことです。


ところがです。
現実的に全部が全部、中国産が危険なわけではありません。
中国製品が粗悪で危険だというものは、あくまで加工品。
加工品とは冷凍食品やスナック、玩具、機械類、医薬品、化粧品. . .
といったものです。
つまり日本に入ってくる 「非加工品」 については、まず問題に
する必要はないということです。


中国では海外に輸出する製品に対して、とても厳しい基準が設けら
れており、中国政府が直接的に命令・支持を出しているのです。
それは各国に対して、差別的な線引きがされているのです。
生鮮野菜について、最高品質のものは、日本や欧米に輸出し、
やや品質に問題あるものは、東南アジアや北京、上海、香港
といった地域に出荷。
そして一番問題のある(有害)野菜については、地元や地方の町
に出荷させているわけです。
 


最高品質の生鮮野菜というのは、単純に言えば、畑や田んぼから抜
き取った野菜。果物であれば、木から直接摘み取ったものです。
汚染されていない土壌を選び、農薬なども最小限にし、ビニール
ハウス内でしっかりと育てられているのです。
もちろん国内最高の技術を使って管理されています。


こういった中国産生鮮野菜は、少なくとも日本では問題になったこ
ともないでしょう。
実際に各国から輸入された生鮮野菜について、日本の保健
機関が独自調査した結果、中国産の野菜が一番問題なかった
という結果が出ています。
 

皮肉な感覚を覚えると思いますが本当の結果です。


しかし繰り返しますが、加工品についてはどこの国に輸出され
ようが、中国産は一定の危険がはらんでいます。
今後も中国産の加工品は気をつけた方が良さそうです。
まぁそれだけ、メイド・イン・チャイナのレベルが低い証拠なの
ですが、一方で自国の庶民を犠牲にしているという事実もあります。
中国で人権問題が解決される日はいつになるのでしょうか?



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者