米国(アメリカ)不動産バブル崩壊 3月にショックが再来する!!

米国が発表した第4四半期(10−12月)の国内総生産速報値は、
前期比5.7%増加したという。
これはエコノミスト予想中央値の4・7%増を大きく上回った。
しかしこれは売り余った在庫が335億ドル減と前期1000億
ドル以上縮小したことから3・4%のプラスに拡大したものだ。
依然消費活動は回復していない。
安売り競争で、一時的な消費が活気ずいたことによるものである。
いつも通り大きな危機の直前には、景気のいい話がきている。


さて今年も 「魔の3月」 が近ずいてきた。
09年の3月は、シティ・グループが実質的に国有化されたこと
は記憶に新しい。
08年の3月は、ベアスターンズが破綻した。
今年の3月も、大型金融機関が破綻することになるだろう。


09年の後半は一時的な景気回復から、中小の金融機関は破綻が
相次いだが、幸運にも巨大な金融機関の破綻は免れた。
しかし今年は08年当時(いわゆるリーマンショック)のような悲劇
が再度襲ってくるだろう。

私も具体的な破綻劇については語ることができない。


米国の懐事情は別の観点からも垣間見える。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、韓国など14カ国の中央銀行
結んだ通貨スワップ協定を予定通りに2月1日で終了させると発表
したというものだ。
これは去年12月中旬に発表されたもので、確かに予定通りのもの
だといえる。
新興国の景気回復の最中にも、米国では6500兆円もの財政赤字
を抱えている為、今でも破裂しそうな状態だ。
もはや通貨スワップを取り交わす余裕などない。


米国債は今でも各国から買い増しが続いている。
09年11月の発行残高は前月10月と比べて、1000億ドルも
増えた。しかしこれでも米国が直面している財政赤字の膨らみには
追いつけないのだ。
これはいうまでもなく絶望的といえる。
米国の国家的大惨事は、目の前に迫ってきている。


2月に入ると韓国をはじめとした新興国通貨は一時的に暴落する。
そして冬季五輪が終了するころには、米国や欧州の経済危機が再び
襲ってきて、世界中を大混乱に陥れることになるだろう。
さらに夏前には、中国が今保有している短期米国債を売却する。
同じ時期にはドバイが、5月まで返済猶予を申し出ていた債務につ
いて、キチンと返済されるかどうかの問題が襲ってくる。

これがよく言われる、「景気の2番底」 というものだ。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者