イランの核問題 核開発疑惑による報道は、米国とマスコミの陰謀

ここ数日間、イランの核問題が報道されている。
2月3日、イランの国営テレビによると、人工衛星を搭載できる
国産ロケットの打ち上げに成功したと発表した。
実験用としてマウスや亀、虫などの小動物を載せたという。
同国の国産宇宙技術を国内外に示そうとする狙いがあるという。


弾道ミサイルにも転用可能なロケットの試射には、核問題で対立す
る欧米諸国やイスラエル、他の周辺諸国が一段と反発するだろう。
また今回打ち上げられたロケットの名を 「カボシュガル3」 と名付
けた。
さらにアハマディネジャド大統領は、「シモルグ」 と名付けた開発中
のロケットを公開する式典に出席。
これは重量100キログラムの衛星を地上500キロメートルの
軌道上に打ち上げる能力を持つというものだ。


日本のマスコミは北朝鮮によるロケットやミサイルの報道を頻繁
にするので、こういった欧米諸国が嫌っているイランの打ち上げ
についても、しょっちゅうお茶の間に流している。
もう呆れてモノが言えない。


少なくとも日本とイランとでは全く対立関係はないはずだ。
しかし日本が安保を結んでいる国、米国が軍事的に嫌がる国に対
しては、大々的に報道してしまうのだ。
もはや言うまでもない。
日本国民に、米国の軍事同盟が絶対必要だ! という意識を再認識
させるためである。
米国の経済危機が深刻になるにつれ、こういったまやかしの
報道が増えてきているような感がする。


ハッキリ言って、イランがミサイルを打ち上げることで、
一体日本に何の脅威があるとでもいうのか??
 

先日のブログでも記載した通り、マスコミ各社は北朝鮮と同様に、
政治的な意味で報道しているだけなのだ。
昔の報道姿勢と全く変わらない。ホント情けないの一言である。


その証拠にイランと敵対関係にあるイスラエルの核問題や、パレス
チナへの攻撃については、報道こそするが、評論家の批判や記事に
ついては報道したりしない。
もちろん日本でも、イスラエルを非難するエコノミストは大勢いる
のだが、意図的にTV画面には出さないようにしているのだ。
一種のメディアにおける、暗黙のタブーというものだろう。


とにかく大きな憤りを感じる。
その他の理由としても、日本がH2ロケットや、かぐやの打ち上げ
を成功させた以上に、敵の打ち上げ成功を報道しているのが現状だ。

こんな姿勢がメディアに許されていいわけがない。
一刻も早く、米国資本からの洗脳を解いてもらいたい。
私が民主党に一番期待したい問題でもある。


民主主義国家といわれる日本だが、こういった報道の権利について
は、ずーっと自由などなかった。
なぜなら戦後、自民党や官僚によって、最大の既得権益を持ち続け
ていたからだ。もちろんその他の利権もたくさん持っていた。
自民党政権が、最後まで官僚潰しができなかった理由がこれでわか
るだろう。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者