米国(アメリカ)経済の崩壊 債権と不動産バブル崩壊で見通しは最悪

今日のドル円相場は、一時88.47円まで下落して2カ月半ぶり
の安値をつけた。
ユーロがやや値を戻したせいか、反対に値動きするドルが下落した
というのがこれまでの見方だ。


米国経済にとって今年も 「魔の3月」 がやってきたが、金融恐慌
津波は、来週には世界を駆け巡るだろう。
その予兆がヒタヒタと訪れているに過ぎない。


何度も言うが、金融危機後の毎年3月は大型金融機関の破綻が起こ
っている。

08年3月のベア・スターンズの破綻。
09年3月のシティ・グループの国有化。

今年はどこの金融機関が破綻するのだろうか. . ? 定かではない。


シティ・グループや、AIG、バンカメがそろそろ危ない。
もしかしたら最大手住宅ローン会社の破綻も予想される。
ゴールドマン・サックスも、ギリシャスワップ問題で、これまで
の取引き中身を調査されてしまい、株価が急落する可能性を秘めて
いる。
しかしゴールドマンは、政府と一体化しており、関わりも強いこと
から、破綻することは当分考えられない。


万が一、大型金融機関の破綻が免れても、中小の銀行が数十単位で
崩壊する可能性も大きい。
これはいうまでもなく、信用度の高い住宅ローンや商業用不動産ロ
ーンの焦げ付きが増えているからだ。
こういった高所得者や法人向けの貸し付けは、中小銀行が多く扱っ
てきたからである。


3月は米国発の金融危機が再熱し、4・5月は欧州発の恐慌が待ち
構えているだろう。



 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者