エクアドル 地デジの日本方式を採用。アジアはフィリピンが間近

南米エクアドル政府は、自国で始める地上デジタル放送の規格に、
日本方式を採用することを決定した。


日本方式は電波障害に強い点が、山間部の多い南米諸国で評価され、
採用国は今回のエクアドルで6カ国目。
日本方式は携帯電話や自動車、ゲーム機など移動しながら見る機器
向けに 「ワンセグ放送」 ができる点が最大の売りだ。


両国は火山を多く有しており、温泉を日常的に楽しんでいます。 
日本人観光客は、富士山とエクアドルのコトパクシの非常に良く似た
姿に驚くことが多いという。
また近年では中国との貿易が盛んになっているが、日本は過去にも
エクアドル向けの資金援助を続けていて、早くから経済的な結びつ
きを固めている。


アジアでは間もなくフィリピンが採用を決めるだろう。
アロヨ大統領は日本採用に前向きであるという発言をしている。


地上デジタル放送の規格は、最も普及している欧州方式に対抗する
ため、日本は官民挙げて海外での売り込みを強化している。
しかし早くからグローバルスタンダードとして、すでに世界各国で
普及している欧州方式に対抗することは容易ではない。


アジアでは東南アジアはもちろん、インドやイラン、インドネシア
トルコ、オーストラリアといった大国では欧州方式を採用しているし、
南米でもコロンビアとウルグアイはすでに欧州方式だ。
残された地域は、中米諸国やアフリカ、中央アジアといった貧困国
しか残っていない。



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