円高・ドル安 米国(アメリカ)は、3〜4年後に発展途上国へ転落

ヨーロッパに 「Leap/E2020」 というシンクタンクがあります。
このシンクタンクが08年11月に開催された金融サミットの2日後に、
相次いで恐ろしい発表を行っていたことを知っていたでしょうか?
掻い摘んで紹介すると、


“ ドルを基軸とした今の通貨体制は、2009年夏に崩壊する。”
“ 米英の財政が破綻して、各地で戦争や暴動が頻発する。”


などという予測を発表しました。 また同年12月には、


“ 2012年以降に多くの米国民が貧困化し、社会的暴動が起こる。”
“ ドルの価値が最大90%減額する。”
“ 米国は3〜4年以内に先進国ではなくなる。”


というものです。
09年夏というのは1年前のことですが、この時期から失業率が10%
近くまで達していました。
ビッグ3の聖地であるミシガン州デトロイトでは、すでに失業率が
30%を超えています。
また中小の金融機関が、同年9月には10数社も閉鎖されています。
米国内の中小銀行の破綻は、すでに去年の1.9倍のペースで破綻
している現実を忘れてはいけません。


いまだにUSドルを 「基軸通貨」 なんて言っている先進国は日本くら
いなものです。

海外で活躍している某エコノミストは、すでに日本円が事実上の基軸
通貨になっていると話しています。


とにかく米国や英国の財政が破綻するという予想は、もはや半分当た
っているといって良いでしょう。
両国とも国債の海外依存が高く、今後はますます破綻に向かいます。
発展途上国などの消費需要で、一部の大企業の業績は上向いていま
すが、国内需要のほうは将来的に全くアテになりません。
輸出の拡大しか道はないので、ドルやポンドの価値がどんどん下がっ
ていきます。


リーマンショック前どころか、世界的に景気が底を打ったといわれた
去年ですら、こんな予測は大げさに過ぎないと感じていた人が大半で
した。
しかし今年の秋以降は、次第に妥当性を帯びてくるでしょう。
念のため、来月9月には第2のリーマン、およびギリシャ・ショックが
世界中を駆け巡る可能性が高いのです。
突然に巨大企業が破綻するといった話はないでしょうが、中小企業や
銀行の破綻が急激に増加し、驚くような吸収や合併のニュースが出て
くることは大いにあり得ます。
100%確実なことは、今以上の急激な円高・ドル安が起こります。



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