米国(アメリカ)大統領はペテン師 核実験でノーベル平和賞に逆行

またしても沖縄県民の心を打ち下すニュースがあった。
国務省のメア日本部長が、沖縄の人を 「ゆすりの名人」 などと発言
した問題である。
このことについて北沢防衛相は9日の参院予算委員会で、沖縄県民を
愚弄する許し難き暴言であると述べ、普天間移設問題に影響を与える
ことに懸念を示した。
しかしどういうわけか枝野官房長官は、ルース駐日米大使を首相官邸
に呼んで抗議しなかったのだ。 電話で抗議しただけだという。


結論を先に言おう。
「ゆすりの名人」 は米国のアングロサクソン民族のほうである。
先日から2日間に渡って、日本の非核三原則について投稿してきた。
核問題についてあやふやな姿勢を取り続けてきた日本政府も問題だが、
米国政府は平気でリーダーが決めたことをひっくり返すのである。
皮肉な言い方になるが、あやふやどころではないのである。


2010年10月12日、米国が核爆発を伴わない 「未臨界核実験」
同年9月半ばに実施していたことがわかった。
実験は前大統領の時に行われた06年8月以来、4年ぶりだという。


この 「未臨界核実験」 とは一体何ぞや・・・ということだが、
核爆発直前の核物質の物理的反応を調べる実験というものらしい。
爆発を起こす状態(臨界)の手前の状態で止めるため、通常の核実験と
は異なり、環境汚染もないという。
爆発を伴わない核実験というもので、包括的核実験禁止条約(CTBT)
に違反しないというもの。


この実験を行ったのは9月15日。
その2年前の08年、リーマンショックが起きた日と一致する。
そして日本も6年半ぶりの円安介入に踏み切ったのも同じ日である。
政治的な色が非常に濃いといえる。
ドルの暴落を阻止するための背後がチラチラ見え隠れするのだ。
結果的にはこういった子供だましは成功だったといえるだろう。
もちろん日本の協力を得たことで...。


米国オバマ大統領は、核のない世界を提唱しているが、そんなものは
ハナからウソであったということだ。
チェコでのプラハ宣言はまさしく茶番宣言だったのだ。
ノーベル平和賞は受賞したが、彼にとってそんなものは大した出来事
ではない。
とにかく日本を含め、世界中でも “まだ実績がない” ということで、
受賞には早すぎだという意見が相次いだ。


筆者もその直後にブログで投稿したが、発言だけで平和賞が受賞でき
るのなら、当時の日本の鳩山前首相も、国連でCO2の25%削減を謳
ったわけだから、同じように平和賞が受賞できてもおかしくない。
宣言だけでノーベル賞が受賞できるのなら、これほど楽なことはないの
である。
普通に考えるとバカげているのだ。
とにかく日本のTV各社も、この未臨界核実験について報道していなか
った。 完全に操られているからだ。
米国のプライドを傷つけたり、反米感情や意見が出そうな報道は完全
シャットアウトしているのである。


そのうえで筆者は、敢えて国民に問いたい。
なぜ我々日本国民は米国の大統領を安易に信じてしまうのか?
核問題だけを取り上げれば、米国は日本への原爆投下について、
「広島と長崎への原爆投下は間違っていなかった」 という公式見解を
貫いている。
そのような国家のトップが未臨界実験をしたくらいで、とくに驚くような
ものではなかろう。
一度でもいいから胸に手を当てて考えてもらいたい。


アメリカ信仰もいい加減にしたらどうか?
私はあきれてモノがいえない。
<< 核なき世界 >> というのは根本的に大ウソだったのである。
こういう国の軍隊を沖縄に駐留させているわけだから、日米同盟自体
がチャンチャラおかしいのだ。



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