2010-01-01から1年間の記事一覧

尖閣諸島領有権問題 日本を怒らせた中国は、経済的に不利に働く

中国という国は、あくまでも自国最優先一辺倒の一党独裁であり、 周辺国はもちろん、世界経済への貢献とか責任感といった発想は もともと持ち合わせていない。 これが中国四千年の歴史だ。 中国国内には昔から多くの思想家、そして世界遺産が存在するが、 身…

ベルギー経済・財政危機 CDSスプレッドが急速に拡大中

欧州ベネルクスの国といえば、オランダとベルギー。 首都ブリュッセルにはEU本部があり、ある日本のアニメでも背景 となった国で、日本人にも馴染みが深い。 金融危機前はベルギーも世界経済の追い風を受け、一人当たりの GDPは今でもトップクラスを維…

米銀の破綻 127行が閉鎖 問題ありの銀行は829行に拡大。

米連邦預金保険公社は24日、新たに地銀2行が破綻したと発表。 今年の米銀破綻はこれで127件となった。 09年の破綻数140行。10月中には到達するものと思われる。 これまで何度も掲載してきたが、主な破綻の要因は商業用不動産 向けの焦げ付きだ…

中国人民元問題 急激な切り上げは、経済の悪化と内乱問題に発展(2)

中国の金融機関は不良債権の山である。 バラマキ政策が仇となって、資金ショートは時間の問題だろう。 3年前に英国ロンドンに本部を置く、世界4大会計事務所である、 アーンスト&ヤング社は、“中国の不良債権は100兆円はある!” と世界に向けて発言した…

中国人民元問題 急激な切り上げは、経済の悪化と内乱問題に発展(1)

今に始まったことではないが、米国が中国に対し通貨人民元の切 り上げを迫っている。 ここへきてこれまで以上の強い調子で攻撃しているのだ。 中国側はこれまでも、1985年のプラザ合意で円が急激に上昇し たことを引き合いに出し、 “ 我々は日本とは違う…

アイルランド経済危機 国家破綻は近い。国債の買い手はECBのみ?

アイルランド政府は今回の国債入札で、総額15億ユーロを発行した。 とにかくEU諸国の中でも最悪の財政赤字を抱えるアイルランド。 最近になり、赤字削減の取り組みに打撃を与えるとの懸念が広がって おり、同国10年債のドイツ国債に対する上乗せ利回り…

英国(イギリス)の負債は危険レベルに 2011年はデフォルト寸前か

米国のインチキ格付け会社ムーディーズは、英国の長期国債について、 脆弱なバランスシートや厳しい経済見通しにもかかわらず、「Aaa」 の格付けを維持しながら、今後の課題に対処することができる. . . と発表。 国際的な信用面では依然として高いことを…

米国人の貧困率が急上昇 住宅の差し押さえと同じ7人に1人

先週発表された米国勢調査局によると、09年の貧困率が14.3% となり、前年13.2%からさらに上昇し、94年以来最悪となった。 理由はいうまでもなく景気減速の影響だ。 今回の発表によれば09年の貧困人口は4360万人に上り、08年 の398…

米銀破綻 ついに125行。問題はバブル崩壊から差し押さえに移行

米連邦預金保険公社は、地方銀行6行が新たに経営破綻したと発表。 今年の米国での銀行破綻はこれで125件に到達した。 地域別でいえば、ジョージア州内の銀行が3行。 そしてウィスコンシン州、オハイオ州、ニュージャージー州内の銀行が 1行ずつ破綻し…

菅直人首相の再選は日本にとって悪夢。 米国債の一段買い増しへ

米財務省が昨日発表した7月末の国別の米国債保有残高によると、 中国が依然として首位を維持したが、2位の日本との差が縮まって きたことがわかった。 今回政府と日銀が円売り・ドル買い介入をした資金について、かなり の部分を米国債の購入に充てること…

円高 欧州経済や米国経済の2番底が来れば、円相場は最高値更新も

今回実施された日銀の円安介入は、まさに意表を突かれた格好だ。 1ドル82円台に突入したとはいえ、最高値までまだもう少し余裕が あったにもかかわらず、実に6年半ぶりの介入に踏み切ってしまった のだ。 筆者も来週から月末にかけて、79円台の最高値…

日本の原子力協定が加速 韓国も所詮は日本の技術でUAEと締結

日本企業の新興国での原子力発電所受注が加速している。 政・官・民で、原子力協定締結を急ピッチで進めているのだ。 9月に入ってから中東ヨルダンと締結したのを皮切りに、マレーシアと クウェートとは原子力開発の支援をする協力文書に署名した。 今回協…

ギリシャ危機 IMFによる融資限界で、財政破綻は2012年頃(2)

日本もそうであるが、ギリシャも世襲好きな国である。 現在財政再建に翻弄されているパパンドレウ首相も、実は3代目だ。 日本でいえば鳩山前首相か麻生太郎のような人といっていいだろうが、 ギリシャの首相はもっと奥が深い。 なんと3代続けて首相を務め…

ギリシャ危機 IMFによる融資限界で、財政破綻は2012年頃(1)

IMF(国際通貨基金)は、経済・財政再建真っ只中のギリシャに対し、 約25億7千万ユーロの融資を承認したと発表。 これは5月に決めたIMFとしての300億ユーロの支援策の一部。 IMFによるギリシャの融資は、すでに今回の措置で計82億8千万 ユ…

欧州危機再熱 不良債権問題とストライキ勃発で、通貨ユーロが下落

やはりというか、7月下旬に行われたEU諸国のストレステストは、 予想通りのイカサマだらけだったのか? 大手銀行などが保有する、リスクの高い国債の保証高を実際よりも 少なめに報告していたと、米国の日刊新聞社が伝えたのだ。 (米国の新聞社が報じるこ…

中国 レアアースの輸出規制に、日本は 「脱中国」 に向けて着々と進

中国のレアアース国家管理が進んでいる。 8月29日には第3回日中ハイレベル経済対話が行われ、この問題に ついても話し合われたが、結局中国政府によるレアアース輸出規制は 見直されなかった。 中国側が 「環境保護と資源枯渇の懸念」 などを理由に、「…

スペインより深刻! 米国(アメリカ)のCDSスプレッドが急上昇

8月末に一時1ドル83円台に突入した為替市場は、その後一伸一退 を繰り返しながら、今ではまるで様子見気分でいるかのようだ。 各国政府や市場関係者は、ドルと円の動向に集中しており、日銀の出 方や、95年以来となる円の高値更新があるかどうかを見守…

小沢一郎 沖縄海兵隊不要論に、防衛省よりマスコミのほうが困惑

民主党代表選挙中、小沢一郎前幹事長が沖縄に居候する在日米海 兵隊は不要だとの認識を示した。 この発言で菅内閣や官僚から批判と困惑の声が同時に上がった。 去年2月、極東での米軍の抑止力は 「第7艦隊だけで十分だ」 という 小沢氏の持論を今回も改め…

民主党代表選挙 小沢一郎候補は、米国の要人と会うべきでない。

今回の民主党代表選に立候補した、菅首相と小沢一郎前幹事長は2日、 日本記者クラブで再度の公開討論に臨んだ。 総理が重視する政策については、1に雇用、2に雇用、3に雇用。。。 つまり雇用が、経済の突破口や社会不安の増大を防ぐカギになる. . . と、…

世界最強通貨 「日本円」 まもなく戦後最高値。利点は無限大。

経済産業省が今月11日から24日まで、国内輸出企業などを対象 に、今回の急激な円高による影響度合を調査したところ、65%が 減益となる見通しを明らかにしたという。 また対ユーロにおいても、円高ユーロ安によって56%の企業が減益 を想定。 さらに…

韓流アイドル 「KARA」「少女時代」 ファンは、在日韓国人

そもそも韓国人アイドルのコンサートに行きたがる日本人は、 ほとんどいない。 会場に駆け付けるファンは、在日3世の韓国人だろう。 外見や流暢な日本語からみても、日本人と全然変わりない。 先日記載したブログをもう一度紹介する。 >先日韓国人歌手の女…

円高を非難する人は、株の専業トレーダーと在日韓国人だけだ。

お盆休み明けから急ピッチで円高が進んでいる。 連休中1ドル80円台後半だった為替相場が、ついに一昨日は83 円台に突入した。 EU諸国が5月中旬に決定した7500億ユーロの通貨安定基金 で、その後は安定的な熱さましに成功したが、ここへきて米国…

円高 円建て対策と法人税の引き下げを急げ! 内需拡大のチャンス

米国の決算期を来月に控え、円高ドル安が急激に進行している。 2007年も、ちょうどこの頃の8月中旬に、サブプライム問題が 表面化し、対ユーロやドルとも高くなった。 いや、ほぼ日本円の全面高といっていい状況だった。 確かに円高は輸出産業には都合…

日銀(日本銀行)は円高容認へ。菅総理も70円台までなら許容範囲か

23日の東京外国為替市場では、円が主要16通貨に対してほぼ全面 高となった。 フランクフルトにあるECB幹部が、金融緩和も長期化がしばらく続くと いう発言で、世界経済の不透明要因を背景に、安全な円が買われや すい展開が続いたことだ。 午前中には…

米銀破綻 今年は250行のペースで閉鎖 商業不動産取引は壊滅状態

米国銀行監督当局は21日、国内地方銀行8行を新たに閉鎖した。 これにより年初来の地銀破綻件数は、合計118件。 米国経済の悪化は、まもなく2番底となって世界中を駆け巡るだろう。 07年8月、徐々に拡大し始めたサブプライム・ローン問題は当時の …

円高・ドル安 米国(アメリカ)は、3〜4年後に発展途上国へ転落

ヨーロッパに 「Leap/E2020」 というシンクタンクがあります。 このシンクタンクが08年11月に開催された金融サミットの2日後に、 相次いで恐ろしい発表を行っていたことを知っていたでしょうか? 掻い摘んで紹介すると、 “ ドルを基軸とした今の通貨体…

インドネシア経済 金融危機の影響も小さく、経済の見通しも安定

インドネシア経済が日本人によって規模を拡大しつつある。 人口は2億4000万人と日本の約2倍の規模を誇る。 GDPも韓国の7割の規模まで拡大しており、G20でも主要な一角 として存在感を増している。 首都にあるジャカルタ市場は、膨大な金額を扱…

米国債 6月は日本と英国が買い増し。中国とブラジルがやや売却。

中国の6月の米国債保有高は過去最大の減少となった。 米国経済成長に急ブレーキの兆候が見られる中、米国債利回りも低 下しているのが理由だ。 中国は去年7月時点の保有最高額からみて、10%以上も減らした ことになる。 しかしながら長期国債の保有は、…

日本・中国のGDP ドルやユーロベースでは今年も日本が2位維持

中国経済が輸出と株・不動産バブルから経済の拡大をどんどん拡大 させている。 日本の内閣府によれば、日本の4─6月期名目GDPは1兆2883 億ドルとなり、これは同時期の中国の1兆3369億ドルをはじめて 下回ったという。 ドイツを抜き去り世界最…

パキスタン経済 洪水被害で治安もますます悪化 情勢は不安定

パキスタンを襲った洪水は今でも被害を拡大させている。 モンスーンによる大雨が洪水と化し、同国の人口の8%に相当する 約1400万人が被災した。 とくにヒドい状況に見舞われた地域が北西部。 世界遺産のガンダーラ仏教遺跡があり、治安が極めて悪い都…